今日を生きる



 .最近、歳をとってきたせいか、自分に残された時間をどう生きるか考えさせられることが度々あります。

こんな話があります。時間の有効利用についての講義です。

教授は、将来性のある若者たちを前にして、大きな口のガラス製4リットル容器を取り出し、机の上に置きました。そして、握りこぶし大の岩石を1ダース取り出し、注意深く容器の中に1個ずつ並べました。縁まで一杯になると、学生たちに質問しました。「容器はもう一杯になっただろうか?」 全員が「はい」と答えました。それから、また質問しました。「本当にそうだろうか?」

 そして彼は、机の下から小石の入った袋を取り出し、つるつるした小石を数個ずつ容器の中に入れては振りました。そうすると、小さな石は下の方へおりて、大きな岩石の間に入っていったのです。彼は、また質問しました。「容器は一杯になっただろうか?」 今度は皆慎重になり、一人の学生が、「たぶん違うと思う」と言いました。「その通り」と教授は答えて、今度は、砂の袋を取り出しました。そして、岩石と小石の隙間を埋め尽くしてしまうまで、砂を注ぎ入れました。それから、もう一度質問しました。「もう容器は一杯になっただろうか?」 「いいえ」と全員が答えました。教授は水さしを取り出して、容器の縁まで水を一杯に注ぎ入れたのでした。

 この実験を終えると、彼は皆に問いかけました。「この例は何を表しているだろうか?」 一人の学生が言いました。「一生懸命努力すれば、どんなに予定が詰まっていても何とかなるし、予定していなかった大事なことさえ付け加えることができるという教訓です。」 「いや、そうではない」と教授は答えて、説明したのでした。「実は、いかに優先順位をつけるかだ。もし、初めに大きな岩石を入れなければ、後からは入らない。大事なことは初めに入れておかなければ、ずっとできないままになるだろう。」(作者不詳)

 本当に大切なものを優先して選び取る自由はいつまでもあるわけではありません。

 87歳で大学生となって卒業したローザ夫人は学生たちを前にこのように言いました。

「誰でも歳はとっていきます。そのために特別な技術や才能は必要ではありません。大切なことは、人生の道のりの中で成長し、いつも新しい機会に出会うことです。老人たちは、自分がしたことを後悔するのではなく、自分がしなかったことを後悔するのです。」

今日という日が、すばらしい日となりますように。

付録:ローザ夫人のお話し

歳は誰でもとるけど、成長するのはその人次第

最初の授業の日

先生は自己紹介の後、

まだ知らない学生同士で紹介しあうように勧めました。

私が立ち上がって辺りを見回すと、私の肩を軽くたたく人がいました。

振り向くと、年取ったしわだらけのお婆さんが

輝くような笑顔で、私に微笑みかけていました。


「ねえ坊や、私はローザ。87歳よ。抱擁の挨拶をしてもいいかしら。」

私は微笑んで「もちろん」と答えると彼女は私を力一杯抱きしめました。

私が「どうしてその歳で大学に入ったのですか」と聞くと

彼女は、いたずらっぽく答えました。

「わたしはここにいるのはね、金持ちの男性を見つけて結婚し、

たくさんの子供をもうけて、それから引退して旅行するのよ。」

「冗談でしょう!」と私は言いましたが、

彼女がこの歳で、このような挑戦をする動悸は

いったいなんだろうかと好奇心に駆られました。

彼女は言いました。

「ずっと大学で勉強したいという夢を持っていたのよ。

今それを実現しようとしているところ。」

授業が終わった後、一緒に学生クラブに行き、

チョコレートシェーキを一緒に飲み、私たちはすぐに友達になりました。

それから、私たちは毎日一緒に授業に出席し、

よくおしゃべりをしました。

私は、いつもこの「年を経た人物」が

その体験と知恵を分かち合ってくれるのを聞いて、

心を奪われ、感動したものです。

一年も経たない内に、

彼女はキャンパスの人気者になり、

どこにいってもすぐに友達を作っていました。

美しく着飾ることが好きで、

学生たちの注目を引いていました。

彼女は心から人生を楽しんでいるようでした。

ある日、彼女はサッカークラブのパーティーに招かれました。

出席した彼女は、壇上に上がり、

準備していた話を読もうとした時、

原稿を落としてしまいました。

困って少し戸惑った様子で、

マイクを取り、単純に話し始めました。

「すみません、とても緊張してしまって・・・。

それでは、原稿を読むのをやめて、

思ったままにはなさせていただくことにしましょう。」

皆が笑うと、

彼女は咳払いをしてから話し始めました。

「歳を取るから遊べないのではなく、

遊ばないから歳を取るのです。

いつまでも若く、幸せで、

成功し続けるためには秘訣があるのです。

毎日ユーモアを持って笑うこと、

夢を見ることです。

夢を失った人は死にます。

・・・このあたりを歩いていると、

たくさんの人々が死んでいるのに

それに気づいていないのですよ。

歳をとるということと成長することには

大きな違いがあります。

例えば、もしあなたが19歳で

丸一年ベットに横たわっているなら、

生産的なことは何もしないで、

20歳になってしまうでしょう。

もし私が87歳でベットに横たわって

何もしないなら、

88歳になってしまうでしょう。

誰でも歳はとっていきます。

そのために特別な技術や才能は必要ではありません。

大切なことは、人生の道のりの中で成長し、

いつも新しい機会に出会うことです。

老人たちは、自分がしたことを後悔するのではなく、

自分がしなかったことを後悔するのです。」

その年の終わりにローザは大学を卒業しました。

そして、1週間後の彼女は眠りながら静かに亡くなりました。

「人が自分の可能性を開花させるのに、

遅すぎることはない。」

という模範を示した

このすばらしい女性の葬式には、

2000人以上の学生たちが参列しました。